Background
背景
限られたエリアでの免許制通信網としてキャリア通信回線やWi-Fiとの混線を回避でき、高速大容量送受信や同時多数接続が可能なL5Gの特性を活かし、withコロナにおけるイベントや施設等でのユースケースを想定した、 ①複数のセンサーによる人流検知、②4K映像のリアルタイム配信に係る実証を行い、L5Gの通信速度や電波到達範囲など実証で得られた成果等をもとに、今後、さまざまな場面、場所での利活用を図っていく。
実証例①
イベントステージ、展示ブースなどエリア毎に仕切り、各出入口に人流検知センサーを設置して、L5Gを活用して入退場数など人の動きを常時収集。
→ 混雑状況に応じた利用者への注意喚起表示などを行い、キャリア回線やWi-Fiとの混線を回避したL5G通信の安定性を検証。
L5Gの特性(専用周波数帯による通信)
⇒ 安定的な通信の確保が可能
実証例②
密を避けたイベント体験として、4Kカメラで撮影したイベントの高精細映像をL5Gを活用してリアルタイムで配信
ターミナル内に別途設置する4Kモニターでの投影やネットでの配信を通じて専用帯域での安定的な高速大容量送信を検証。
L5Gの特性(高速大容量送信)
⇒ 質の高いリアルタイム映像配信が可能
実証例③
空間超越が可能にするエクスペリエンスの提案
VR空間によるアバターで参加できる仮想空間と、テレプレゼンスロボットによる遠隔で体験できる現実空間、2つの空間を超越し自由に行き来することが可能なライブビューイングシステムの実装を行う
仮想空間上で生まれる観客の積極的なリアクションとテレプレゼンスロボット上でのインタラクションを複合し可視化することで、演奏者・観客双方にとって新しいライブ体験を目指す
観客がVR空間上で獲得するエクスペリエンス
・共在感(同一空間に共に存在している感覚)の創出
・ソロ視聴ではできない感動の共有
・応援視聴の場の提供
使用機材:Oculus Quest2,スマートフォン
観客がテレプレゼンスロボットを通じて獲得するエクスペリエンス
・トークショーでのプレゼンス
(演奏者との直接対話)
・観客視点のカメラマンとして貢献
使用機材:temi
演奏者が獲得するエクスペリエンス
・遠隔のオーディエンスの盛り上がりの認知
・観客のリアクションの可視化
使用機材:Hololens2
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